こんにちは。税理士の占部です。

本日は、税理士にとっては職域外の自動車税やたばこ税などについてお話しします。

世の中にはいろいろな税金が存在しています。大きく分けると国税と地方税ですが、地方税でも更に県と市区町村に分かれており、どこが管轄するのかわかりにくいことがあります。

乗り物と税金

間違われるのは自動車税で、たまに現職時代税務署に電話がかかってきていました。自動車と言っても普通乗用車と軽自動車ですが、これも担当が県と市区町村に分かれます。もちろん普通乗用車が県で軽自動車が市区町村です。(税法的にも全く異なります。)

自動車と言えば燃料が必要です。自家用車等のガソリンには揮発油税、バスやトラックは軽油なので軽油引取税(県税)、タクシー(現在はハイブリッド車[ガソリン車]も多くなりました。)がLPガスで石油ガス税と動くものの燃料には税金がかかっています。ジェット機の燃料はもちろんジェット燃料です。航空機燃料税がかかっています。正確にいうとジェット燃料は灯油の成分にかなり近いそうです。あれだけの巨体が空を飛ぶわけですから、もっと揮発性が高い燃料かと思っていました。余談ですが、飛行機の燃料消費量はどのくらいでしょうか。当然機種によって違うのですが一時間当たりおよそ2,000ℓ~10,000ℓだそうです。東京~福岡間、通常大型飛行機が就航しており、平均1時間40分~2時間(行き帰りは偏西風の関係で飛行時間が異なります。)くらいですから、片道百数十万円以上の燃料を消費していることになりますね。

電車は当然電気で走っており、電気には電源開発促進税がかかっています。
細かく言うと上記の燃料等にはまだいろいろな税金がかかっているようです。それと忘れてはならないのが消費税です。このような税金は間接税ですので、直接我々が納めてはいませんが最終的に負担しているのは我々です。
そう考えると、いろいろな税金を負担していることになりますね。

たばこと税金

負担率が高いと思われるものは「たばこ税」ではないでしょうか。私も十年ほど前まではたばこを吸っていました。当時は家族からも煙たがれて冬の寒い時期も震えて家の外で吸っておりました。今考えるとたばこが現在よりも安かったとはいえ、30年間吸っていたので費やした金額を考えると200万円近くになると思います。軽自動車の新車が一台買えていた金額です。現在たばこはおよそ6割が税金です。


自動車税等についてのご相談は、最寄りの運輸局・県税事務所又は市区町村へお問い合わせください。