こんにちは、武内総合会計です。
新しい年が始まり、個人事業主の皆様にとって避けては通れない「確定申告」の足音が聞こえてきましたね。
「もう確定申告の時期が来るのか……」と少し気が重くなっている方も多いのではないでしょうか。

確定申告は、日々忙しく事業をされている方にとって後回しになりがちですが、事前準備をしておくかどうかで、負担の大きさが大きく変わります。
今回は、来月16日から始まる確定申告に向けて、今のうちに準備すべきこと、注意すべきポイントをできるだけわかりやすくまとめました。

1.まずは「申告期限」をしっかり意識しましょう

今年の確定申告期限は、

所得税は3月16日(月)まで
消費税は3月31日(火)まで

期限を過ぎてしまうと、無申告加算税、延滞税といったペナルティが発生する可能性があります。
「少しくらい遅れても大丈夫だろう」と思っていると、思わぬ負担になることもありますので、余裕をもったスケジュール管理が大切です。

2.売上・経費の資料を整理しましょう(早めが肝心!)

確定申告の基本は、「1年間の売上」と「必要経費」を正しく把握することです。
準備すべき主な資料

  •  売上がわかる資料(請求書、売上台帳、入金履歴など)
  •  経費の領収書・レシート
  • クレジットカードや銀行口座の明細
  •  ネットバンキングやネットショップ等の取引履

「とりあえず箱に入れてある」「スマホの写真のまま」という方も、
今のうちに月ごと・項目ごとに整理しておくと、申告作業が一気に楽になります。

3.各種控除証明書の収集

10月〜11月頃にご自宅に届いているはずの「ハガキ」を探してください。

  • 国民年金・国民健康保険の支払い証明
  • 生命保険・地震保険の控除証明書
  • 小規模企業共済の掛金証明書
  • ふるさと納税の受領証明書(または電子データ)

4.e-Tax(電子申告)の環境確認

青色申告特別控除(65万円)を受けるには、e-Taxでの申告が必須です。

  • マイナンバーカードの確認
    有効期限は切れていませんか?暗証番号(英数混じりの署名用パスワードなど)を覚えていますか?
  • 利用者識別番号
    昨年の申告書控えなどで確認しましょう。
  • 事前の紐付け
    マイナポータルと連携しておくと、医療費やふるさと納税のデータが自動で取り込めるようになります。

※税理士事務所に確定申告を依頼する場合は、マイナポータルとの連携やe-Taxの操作を、必ずしもご自身で行う必要はありません

5.経費にできるもの・できないものに注意

確定申告でよくあるご相談が、「これは経費になりますか?」というものです。
経費として認められるのは、事業に直接関係する支出です。

例えば、
 仕事で使う消耗品費
 事業用の通信費
 打ち合わせのための交通費
 自宅兼事務所の場合の家賃や光熱費の一部(按分)

一方で、
× 完全にプライベートな支出
× 家族の生活費

などは経費にはできません。
事業用と私用が混在している支出は、合理的な基準で分ける(按分する)必要があります。

6.「今年は赤字」でも申告は大切です

「利益が出ていないから申告しなくてもいいのでは?」と思われがちですが、これは要注意です。
特に青色申告の場合、赤字を翌年以降に繰り越し、
将来の税負担を軽くできるといったメリットがあります。
今は赤字でも、将来のために正しく申告しておくことが重要です。

7.最後に:困ったらプロにご相談を!

確定申告は「直前に一気にやるもの」ではなく、
事前準備が9割と言っても過言ではありません。

  1. 期限を意識する
  2. 資料を整理する
  3. 経費の考え方を理解する
  4. 迷ったら専門家に相談する

この4つを意識するだけでも、確定申告はぐっと楽になります。
「インボイスの計算が複雑でわからない…」
「この費用は経費になるの?」
「e-Taxの操作が苦手…」
そんな不安がある方は、ぜひお早めにご相談ください。

確定申告は、単に税金を計算するだけでなく、自分のビジネスの健康診断をする絶好の機会でもあります。
早めに準備を終わらせて、春からの本業に集中できる環境を整えましょう!
わたしたち武内総合会計は、皆様の事業が令和8年も、より一層発展することを応援しています。