本ブログは、2025年5月1日にアップした『どうなるガソリン代!?【ガソリン代と暫定税率】』の続編となります。
2025年11月28日の参議院本会議にて、ガソリン税と軽油引取税の暫定税率を廃止する法案が可決されました。
これにより、ガソリン税の暫定税率は2025年12月31日、軽油引取税の暫定税率は2026年4月1日に廃止されます。
そこで今回は、今後ガソリン代がどのように推移するか、私たちにどのような影響があるかについてお話しします。

ガソリン代・軽油代の内訳

前回のブログのおさらいとなりますが、みなさんが支払っているガソリン代・軽油代の内訳は主に以下のようになっています。

ガソリン代

  1. ガソリンの本体価格
  2. ガソリン税(本則税率)・・・28.7円/ℓ
  3. ガソリン税(暫定税率)・・・25.1円/ℓ
  4. 石油石炭税・・・2.8円/ℓ
  5. 1~4にかかる消費税

軽油代

  1. 軽油の本体価格
  2. 軽油引取税(本則税率)・・・15.0円/ℓ
  3. 軽油引取税(暫定税率)・・・17.1円/ℓ
  4. 石油石炭税・・・2.8円/ℓ
  5. 1、4にかかる消費税 ※2、3の軽油引取税に消費税はかかりません。

暫定税率の導入当初(1973年~)は道路やインフラの整備・保守の財源として使用されていましたが、2008年に一般財源化されたことにより当初の目的とは外れたため、暫定税率は不要ではないかという議論が長きにわたってなされてきました。
今回の廃止法案の可決により、上記の内、ガソリン代の3.ガソリン税(暫定税率)25.1円/ℓ、軽油代の3.軽油引取税(暫定税率)17.1円/ℓが廃止されることとなりました。

これからのガソリン代・軽油代はどうなる?

ガソリン代・軽油代の暫定税率の廃止に向けて、過度な買い控えを抑止するためにこれまでも補助金による価格調整が行われてきました。今後はその補助金額が段階的に上昇していきます。補助金額の設定に関するスケジュールは以下の通りです。

  • ~2025年11月12日
    ガソリン補助金:10円/ℓ、軽油補助金:10円/ℓ
  • 2025年11月13日~
    ガソリン補助金:15円/ℓ、軽油補助金:15円/ℓ
  • 2025年11月27日~
    ガソリン補助金:20円/ℓ、軽油補助金:17.1円/ℓ
  • 2025年12月11日~
    ガソリン補助金:25.1円/ℓ、軽油補助金:17.1円/ℓ
  • 2025年12月31日
    ガソリン暫定税率廃止、補助金終了
  • 2026年4月1日
    軽油暫定税率廃止、補助金終了

それぞれの価格については、原油価格や為替の影響を受けることや、在庫の入れ替わりによる反映に時間差があるため、補助金額の通りに下降しない可能性があります。

私たちにはどのような影響がある?

今回の廃止法案の可決による減税効果は約1.0~1.5兆円、1世帯ごとの平均の税負担額は約10,000円減少すると見込まれています。また、運送業等における物流・配送コストが削減されるため、商品価格の抑制による物価高対策についても効果が期待されています。一方で、税収減を行うための代替財源をどう確保するかについて現在議論がなされており、新たな税制・法案が検討される可能性もありますので、引き続き政府や各党の動きに注目です。

 

 

引用:国税庁「揮発油価格高騰時における揮発油税及び地方揮発油税の特例税率の適用廃止等について


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